あるサービスデスクでは,電子メールによる問合せに対応しており,受付担当者がメールの内容を確認し,回答担当者の割当てをしていた。
このたび,割当て業務の効率化を目的に,自動割当てツールを導入した。
自動割当てツールは,メールの内容を基に自動で回答担当者の割当てを行うが,割当てができないことや割当てミスをすることがあり,それらについては,人手で対応している。
導入前及び導入半年後の状況が次のとき,割当ての時間はサービスデスク全体で何%削減できたか。
ここで,割当ての時間の削減率(%)は小数第1位を四捨五入するものとする。
【導入前】問合せ件数 1,000件/日,割当ての時間 2分/件
【導入半年後】問合せ件数 1,000件/日のうち,自動割当てができた割合 90%(割当ての時間 0分/件),そのうち割当てミスの割合 5%(割当ての時間 4分/件),自動割当てができなかった割合 10%(割当ての時間 2分/件)
正答2
解説
正解は2です。
導入前と導入後の、1日当たりの割当ての合計時間を比べて削減率を求めます。
割当てミスの割合5%は、自動割当てができた900件に対する割合である点に注意します。
【計算】
導入前の割当ての時間=1,000件×2分=2,000分です。
自動割当てができた件数=1,000件×90%=900件です。
そのうち割当てミスの件数=900件×5%=45件です。
割当てミスの対応時間=45件×4分=180分です。
自動割当てが正しくできた855件の割当ての時間は0分です。
自動割当てができなかった件数=1,000件×10%=100件です。
その対応時間=100件×2分=200分です。
導入後の割当ての時間=0分+180分+200分=380分です。
削減率=(2,000−380)÷2,000×100=81%です。
【選択肢別解説】
1:× 80%は、割当てミスの割合を全体1,000件の5%として50件と数えた場合の値です。
この場合は50件×4分=200分と100件×2分=200分で合計400分となり、削減率は80%になってしまいます。
2:○ 導入前2,000分から導入後380分に減るので、削減率は81%です。
3:× 85%は、割当てミスを50件と数え、さらにその対応時間を2分として計算した場合の値です(合計300分)。
割当てミスは900件の5%で、対応には1件4分かかります。
4:× 86%は、割当てミス45件の対応時間を2分として計算した場合の値です。
合計290分で削減率85.5%となり、四捨五入して86%になりますが、ミスの対応は1件4分です。
【ポイント】
割合の問題では「何に対する割合か」を確認することが大切です。
本問の5%は全体1,000件ではなく、自動割当てができた900件に対する割合です。