SAD一定のX線1門照射で得られた測定結果を表に示す。
このときSAD一定の照射で照射野10×30 cm²、深さ5 cmの点に2 Gyを投与するためのMU値に最も近いのはどれか。
ただし、モニタ線量計の校正は10×10 cm²で行い、水吸収線量校正定数は5×10⁻² Gy/nCとする。
等価照射野はA/P法によって求め、等価照射野に対する出力係数は最大線量深(dmax)で計算し、このときのTMRは0.95とする。
各照射野サイズにおける真の計測値[nC/100 MU] 深さ 10×10 cm² 12×12 cm² 15×15 cm² 20×20 cm² dmax 20.00 21.00 22.00 23.00
正答2
解説
まず10×30 cm²の等価正方形をA/P法で求める。
等価辺長=4×面積/周囲長=4×(10×30)/{2×(10+30)}=1,200/80=15 cmなので15×15 cm²となる。
出力は最大線量深dmaxで評価し、15×15の計測値22.00 nC/100MUに水吸収線量校正定数5×10⁻² Gy/nCを掛けると、dmaxでの線量=22.00×0.05=1.10 Gy/100MU(=0.011 Gy/MU)となる(基準10×10の20.00に対し出力係数22/20=1.10倍に相当)。
深さ5 cmへ2 Gyを与えるにはTMR=0.95で割り戻して、必要なdmax線量=2/0.95≒2.105 Gyとなる。
よってMU=2.105/0.011≒191 MUとなり選択肢2が正しい。