MRI撮影中に検査室の窓からクエンチによって検査室内が真っ白く曇ったのを 確認した。
緊急排気を行ったが動作せず、検査室のドアも開かなくなった。
適切な対応はどれか。
正答1
解説
クエンチでは超伝導磁石の冷却用ヘリウムが急激に気化し、検査室内に大量の冷たいヘリウムガスが充満して酸素濃度が低下し窒息の危険が生じる。
緊急排気が作動せず、ガス圧上昇でドアも開かない状況では、まず検査室の窓ガラスを割って室内のガスを逃がし、圧を開放して避難経路と換気を確保するのが適切である(選択肢1)。
装置の緊急停止ボタン(選択肢3)は磁場を消すためのもので、既に起きたクエンチによる窒息リスクには対処できない。
空調を切る(選択肢4)はむしろ換気を悪化させる。
ハンカチを口に当てても酸素欠乏は防げず(選択肢5)、消防要請(選択肢2)は二次的対応で、まず窒息回避と脱出を優先する。