A 市では 12 歳でう蝕がある児の割合が全国と比べ高いことから、市の保健師と教育委員会の学校保健担当者が連携して、学校でのフッ化物洗口事業を開始することになった。
事業内容で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
学校で行うフッ化物洗口事業の適切な実施方法を問う問題です。
フッ化物洗口は、歯の質を強化してう蝕を予防する方法で、学校や保育所などで集団で行うと効果的です。
永久歯が生え始める時期から継続して行うほど効果が高まります。
【選択肢別解説】
1:× 中学生だけを対象とするのは適切ではありません。
12歳の時点でう蝕が多いことが課題なので、永久歯が生えそろう前の小学生のうちから始めることが効果的です。
2:× う蝕のある子どもだけを対象にするのは適切ではありません。
フッ化物洗口は予防を目的としたポピュレーションアプローチであり、集団全体に実施することで地域のう蝕を減らせます。
3:○ 並行してブラッシング指導を実施することは適切です。
フッ化物による歯質強化に加え、歯みがきによる歯垢の除去や生活習慣の指導を組み合わせると、う蝕予防の効果が高まります。
4:× 学校歯科医の個別の診断結果で実施の可否を決めるものではありません。
フッ化物洗口は保護者の同意を得たうえで、希望する児童に集団で実施します。
学校歯科医は事業の計画や指導・助言の役割を担います。
【ポイント】
フッ化物洗口は4歳ごろから14歳ごろまで続けると効果が高いとされています。
集団全体を対象とするポピュレーションアプローチであることを覚えておきましょう。