第110回 保健師国家試験 午後問107
A ちゃん( 1 歳 7 か月、女児)、在胎週数 37 週 0 日、出生体重 1,980 g で、低酸素性虚血性脳症で NICU に入院した。
生後 3 か月に気管切開術を受け、24 時間人工呼吸器管理である。
他市からの転入のため保健センターに連絡があった。
転入前に 1 歳 6 か月児健康診査は受診済みである。
市保健センターの保健師が家庭訪問をしたところ、父親(40 歳)は単身赴任で、母親(38 歳)が A ちゃんの世話をしていた。
A ちゃんは支えれば座ることはできるが寝返りは難しく、 2 時間ごとに気管内吸引と経管栄養を実施していた。
外来診療(月 1 回)、訪問診療(月 2 回)、訪問看護(週 1 回)を利用し、身体障害者手帳 1 級(肢体不自由)は取得していた。
市内に住む祖母(63 歳)が手伝いに来ている。
3 か月後、母親から「新しい生活に A が慣れてきたので、A が楽しめることを増やしてやりたい」と相談を受けた。
保健師の相談対応で優先度が高いのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「発達相談支援事業所の通所を提案する。」が正しい。
公衆衛生看護では、個人支援を地域課題、住民参加、関係機関連携、評価につなげて考える。
対象と予防段階が正答判断の軸になる。
1の「保健師の訪問回数を増やす。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
2は、設問で問われた優先度が高いものの条件に合う。
3の「祖母が児と遊ぶ時間をもてるよう調整する。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
4の「母に児との遊びを通したコミュニケーションを指導する。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
5の「訪問看護師に児とのコミュニケーションを増やせるか相談する。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
保健師問題は、個人への支援と地域全体への働きかけを結び付ける。まとめて解く
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