第109回 保健師国家試験 午後問93
人口約 12 万人の A 市は 30 の地区に分かれており、 各地区の人口は約 2,000〜6,000 人である。
近年、A 市の肺がん検診受診者のうち精密検査が必要となった者の割合が徐々に増加している。
また、特定健康診査受診者への問診から得られた喫煙者割合も県内のほかの市町村に比べて高い。
これまでの地域アセスメントを踏まえ、ポピュレーションアプローチとして B 地区住民を対象に「地区の子どもをたばこの煙から守る」をテーマとした健康づくりを推進することになり、保健師が実施案を作成することになった。
B 地区のコミュニティ・エンパワメントが最も促進されるのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「テーマに関心の高い育児グループと対策を検討する場を持つ。」が正しい。
公衆衛生看護では、個人支援を地域課題、住民参加、関係機関連携、評価につなげて考える。
対象と予防段階が正答判断の軸になる。
1の「喫煙者に受動喫煙の害について説明する。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
2の「他自治体の良い実践例を地区内に掲示する。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
3の「子どもにたばこの煙が身体に及ぼす影響を説明する。」は、設問で問う病態、作用、制度、又は支援場面とは対応しない。
4は、設問で問われた正答の条件に合う。
保健師問題は、個人への支援と地域全体への働きかけを結び付ける。まとめて解く
第109回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第109回 保健師国家試験 の全110問を見る →