人口約 12 万人の A 市は 30 の地区に分かれており、各地区の人口は約 2,000〜6,000 人である。
近年、A 市の肺がん検診受診者のうち精密検査が必要となった者の割合が徐々に増加している。
また、特定健康診査受診者への問診から得られた喫煙者割合も県内のほかの市町村に比べて高い。
保健師による地域アセスメントの結果、B 地区においては喫煙者を対象としたハイリスクアプローチが必要であることが分かり、禁煙教室を実施することになった。
プリシード・プロシードモデルを用いて禁煙教室を計画する場合の強化要因はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
プリシード・プロシードモデルでは、行動に影響する要因を準備要因、強化要因、実現要因に分けます。
強化要因は、行動をとった後に周囲から得られる支援や評価で、行動の継続を後押しするものです。
【選択肢別解説】
1:× 地区内の診療所の禁煙外来は、禁煙を実行するための資源です。
資源の利用しやすさは実現要因にあたります。
2:○ 家族や友人からの応援は、禁煙に取り組む人への周囲からの支援です。
行動を続ける力になるため、強化要因にあたります。
3:× たばこの害に関する知識は、行動を起こす前提となる要因です。
知識・態度・信念は準備要因にあたります。
4:× 「禁煙できる」という自己効力感は、本人の内面にある認識です。
行動のきっかけとなる準備要因にあたります。
【ポイント】
準備要因は本人の内面(知識・信念・自己効力感)、強化要因は周囲の反応(支援・賞賛・報酬)、実現要因は資源や技術(施設・サービス・スキル)です。