第104回 保健師国家試験 午前問44
Aさん(65歳、女性)。
夫、長女および長女の子どもとの4人暮らし。
長女の夫は単身赴任中である。
Aさんは2か月前から軽い咳があったが、1週前から咳が激しくなり、倦怠感が出現したため自宅近くのかかりつけ医を受診した。
胸部エックス線写真で異常陰影が認められ、病院を紹介された。
喀痰塗抹検査陽性および結核菌PCR陽性のため肺結核と診断され、入院した。
診断した医師から保健所に発生届が提出された。
既往歴に特記すべきことはない。
A さんの治療や検査について正しいのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「薬剤感受性検査を実施する」が正しい。
結核診療では、塗抹・培養陽性となった菌株について薬剤感受性検査を実施し、多剤耐性結核(MDR-TB)かどうか判定して治療薬を決定する。
選択肢1は誤りで、標準治療はINH・RFP・PZA・EBの4剤併用2か月+INH・RFPの2剤4か月。
選択肢3は誤りで、喀痰培養は診断・経過観察に必須。
選択肢4は誤りで、IGRAは潜在性結核感染(LTBI)の検査で、活動性結核の診断には用いない。
感染症法の結核対応(DOTS・接触者健診・公費負担)を併せて押さえる。
結核は感染症法2類で、診断後直ちに発生届出が必要、入院は感染症指定医療機関で行われ、公費負担(医療費37条)が適用される。まとめて解く
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