第104回 保健師国家試験 午前問43
Aさん(26歳、女性)。
会社員の夫と長女のBちゃん(1歳8か月)との3人暮らし。
Bちゃんは1歳児健康診査を受診しており、異常はなかった。
1歳6か月児健康診査が未受診だったため、地区担当の保健師が電話で次回の1歳6か月児健康診査の日程を連絡した。
Aさんが電話に出たが、対応の声は小さく「Bは元気です。
心配なことはありません」と言い、保健師の受診の勧めに応じなかった。
保健師は「健康診査の会場でお渡しする予防接種の書類がありますので、受診できないようならお持ちしますね」と伝えて電話を切り、家庭訪問を行うこととした。
A さんは「実は昨夜、夫に殴られました。
半年くらい前から夫に殴られることが時々あります。
今まで誰にも言えませんでした」と言う。
A さんには腹部にも大きなあざがあった。
このときの保健師の対応で優先度が高いのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「Aさんの医療機関への受診を勧める」が正しい。
腹部の大きなあざは内臓損傷の可能性があり、安全と治療を確保する医療機関受診が最優先となる。
受診は外傷の医学的評価・診断書作成(後の保護命令申立てに必要)にもつながる。
選択肢1の夫との面接はAの安全を危険にさらす。
選択肢3の婦人保護施設避難は本人の意思確認と段階的調整が必要で、初対応で勧める内容ではない。
選択肢4のDV防止法の説明は重要だが、まず身体的安全を優先する。
DV対応はリスクアセスメント→安全確保→医療→相談機関連携の順序を押さえる。まとめて解く
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