第104回 保健師国家試験 午前問42
Aさん(26歳、女性)。
会社員の夫と長女のBちゃん(1歳8か月)との3人暮らし。
Bちゃんは1歳児健康診査を受診しており、異常はなかった。
1歳6か月児健康診査が未受診だったため、地区担当の保健師が電話で次回の1歳6か月児健康診査の日程を連絡した。
Aさんが電話に出たが、対応の声は小さく「Bは元気です。
心配なことはありません」と言い、保健師の受診の勧めに応じなかった。
保健師は「健康診査の会場でお渡しする予防接種の書類がありますので、受診できないようならお持ちしますね」と伝えて電話を切り、家庭訪問を行うこととした。
家庭訪問の間、B ちゃんは機嫌よく過ごしている。
保健師が予防接種の書類の説明を行っている間、A さんは顔を伏せたままであった。
ドメスティック・バイオ レンス(DV)のスクリーニングとして、保健師は「家庭訪問をした方にお聞きしている質問がありますのでお尋ねしますね」と A さんに説明してから質問を行った。
ドメスティック・バイオレンス(DV)のスクリーニングとして保健師が行う質問で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「『パートナーといるときに怖いと感じることがありますか』」が正しい。
DVスクリーニング設問は、暴力の有無を直接尋ねるのではなく、「怖さ」など本人が感じる安全感を問う形式が国際的に推奨される(HITS・WAST等)。
選択肢1は一般的な相談、2はうつ症状、3はストレスコーピングに関する質問で、DVの存在を特定する力は弱い。
DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)の趣旨は、被害者の安全確保と相談しやすい環境整備にあり、保健師・母子保健窓口は早期発見の入り口となる。
DV防止法は、配偶者暴力相談支援センターの設置と保護命令制度を中核に、被害者の安全確保と自立支援を体系化している。まとめて解く
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