正答1
解説
正解は1です。
図は補聴器の規準周波数レスポンス曲線で、横軸が周波数(Hz)、縦軸が出力音圧レベル(dB)です。
規準周波数レスポンスは、入力音圧レベル60dBで測定した出力を示すものです。
利得は「出力音圧レベル−入力音圧レベル」で求めます。
【図の読み取り】
曲線は100Hzで約84dBから周波数とともに上昇し、1,000Hz付近で最大の約110dBに達します。
その後いったん下がり、2,500Hz付近と3,000Hz余りに小さな山(約107dBと約106dB)があり、5,000Hz以上で90dB台前半まで低下します。
1,000Hzでの出力音圧レベルは110dBと読み取れます。
【計算】
利得=出力音圧レベル−入力音圧レベルです。
1,000Hzの利得=110dB−60dB=50dBです。
【選択肢別解説】
1:○ 上の計算のとおり、1,000Hzの利得は50dBです。
2:× 60dBは入力音圧レベルの値であり、利得ではありません。
3:× 70dBは、出力と入力の差である50dBと一致しません。
4:× 90dBは、図の出力音圧レベル(110dB)とも利得とも一致しません。
5:× 110dBは1,000Hzでの出力音圧レベルそのものであり、入力音圧レベルを差し引いていません。
【ポイント】
縦軸が「出力音圧レベル」の図では、入力音圧レベルを差し引いて利得を求めます。
規準周波数レスポンスの入力は60dB、最大出力音圧レベルの測定は90dB入力と区別して覚えます。
【用語】
規準周波数レスポンス曲線:補聴器に一定の入力音圧レベルの音を入れたときの、周波数ごとの出力音圧レベルを示す曲線である。
利得:補聴器の出力音圧レベルから入力音圧レベルを引いた、音を増幅した量である。
出力音圧レベル:補聴器から出る音の大きさを、音圧レベル(dB SPL)で表したものである。