正答2
解説
正解は2です。
平衡機能検査は、刺激を加えずに眼振や体の揺れを観察する検査と、外から前庭器官などを刺激して反応をみる刺激検査に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 注視眼振検査は、正面や左右上下の視標を見つめさせて、自発的に出ている眼振を観察する検査です。
刺激を加えないため刺激検査ではありません。
2:○ 温度眼振検査(カロリックテスト)は、外耳道に冷水や温水を注入して外側半規管を刺激し、眼振を誘発する検査です。
前庭器官に外から刺激を与えるため、刺激検査に分類されます。
左右の前庭機能をそれぞれ評価できる点が特徴です。
3:× 静的体平衡検査(ロンベルグ検査、マン検査、重心動揺検査など)は、立位での体の揺れを観察する検査です。
刺激検査ではありません。
4:× 動的体平衡検査(足踏み検査、歩行検査など)は、動作中の体の偏りを観察する検査です。
刺激検査ではありません。
5:× 頭振り眼振検査は、検者が患者の頭を左右に繰り返し振った後に現れる眼振を観察する検査です。
前庭器官に外から刺激を与える検査ではなく、刺激検査には分類されません。
【ポイント】
刺激検査の代表は、温度眼振検査、回転検査、視運動性眼振検査、視標追跡検査です。
【用語】
平衡機能検査:めまいやふらつきの原因を調べるため、眼振や体の揺れなどから平衡の働きを調べる検査である。
注視眼振検査:正面や左右上下の視標を注視させ、自発的に現れる眼振の有無を観察する検査である。
静的体平衡検査:立ったままの姿勢での体の揺れを調べて平衡機能をみる検査である。
動的体平衡検査:歩行や足踏みなど、体を動かしたときの傾きや偏りを調べる平衡機能検査である。
温度眼振検査:外耳道に冷水や温水を入れて外側半規管を刺激し、誘発される眼振を観察する検査(カロリックテスト)である。