正答4
解説
解説
1. 加齢性難聴とは加齢(老化)に伴って徐々に進行する感音難聴のこと。
別名:老人性難聴(presbycusis)多くは両耳性・対称性に起こり、高音域から聴力が低下していく。
2. 原因について加齢性難聴の原因は単一ではない。
以下のような複数の因子が関与して発症・進行する: - 内耳の有毛細胞の老化 - 蝸牛神経の変性 - 血流低下(内耳の微小循環障害) - 遺伝的要因 - 長年の騒音暴露 - 代謝異常(糖尿病、高血圧など)
👉 よって「原因が単一である」という記述は誤り。
3. 特徴的な症状高音域から聞こえにくくなる → 女性や子どもの声、チャイムの音などが聞き取りにくい。
騒音下での聞き取りが悪くなる → 会話中、周囲の雑音があると聞き分けづらくなる。
語音弁別能の低下 → 特に「か」「さ」「た」「は」などの無声子音が聞き取りにくくなる。
耳鳴りの増加 → 聴力低下とともに耳鳴りを訴える人が増える。
4. 選択肢の解説● 性差が認められる → ○(正しい)男性の方が難聴の進行が早い傾向。
長年の騒音暴露(職業性など)が影響している。
● 騒音下の聞き取りが悪化する → ○(正しい)語音弁別能が低下するため、雑音があると会話が困難になる。
● 無声子音の聞き取りが悪化する → ○(正しい)高音域の聴力が落ちるため、「さ・た・か・は」などの無声子音が聞き取りにくくなる。
● 原因として単一の因子が関与している → ×(誤り)加齢性難聴は多因子性疾患であり、 内耳・神経・代謝・環境などの複数要因が関与する。
● 難聴の進行に伴い耳鳴の訴えが増加する → ○(正しい)聴力低下により聴覚過敏や耳鳴りが出現・悪化しやすい。
5. 要点まとめ加齢性難聴=高齢者に多い感音難聴。
特徴: → 高音域の低下、語音弁別能の低下、耳鳴の出現。
騒音・遺伝・代謝などの多因子が関与。
誤り:「原因が単一因子による」