正答1
解説
解説
1. 耳管とは鼓膜の奥にある中耳腔と鼻咽腔(鼻の奥)をつなぐ管。
役割は以下の3つ:
1. 中耳の換気・圧平衡(外気圧との調整)
2. 鼓膜の振動を正常に保つ
3. 鼻咽腔の分泌物が中耳に流れないようにする(防御機能)
2. 耳管開放症とは?
通常は閉じている耳管が、常に開いた状態になってしまう病気。
鼻咽腔と中耳がつながりっぱなしになることで、 自分の声や呼吸音が耳の中に響くように聞こえる。
3. 主な症状自声強聴(じせいきょうちょう) → 自分の声が頭の中にこもって響く。
呼吸音の聴取 → 自分の呼吸音が耳の中に聞こえる。
耳閉感(耳が詰まった感じ) → ただし、実際の中耳炎による閉塞とは違う。
4. 耳管開放症の原因・誘因体重減少(ダイエットや病気による急なやせ) → 耳管周囲の脂肪組織が減って、耳管が閉じにくくなる。
妊娠 → ホルモンバランスの変化で粘膜がむくみ、耳管の機能が変わる。
鼻すすり(耳管が開くきっかけになる) → 慢性的なすすり癖は耳管の開放を助長する。
5. 選択肢の解説● 妊娠 → ○(関係あり)妊娠中は体液の変化で耳管機能に異常が出やすく、開放症を起こすことがある。
● 鼻すすり → ○(関係あり)鼻をすすることで鼻咽腔の圧が変化し、耳管が頻繁に開閉する。
長期的には開放状態を招くことも。
● 自声強聴 → ○(特徴的症状)耳管開放症の代表的な症状。
「自分の声が響いて気持ち悪い」と訴えることが多い。
● 急激な体重減少 → ○(原因として重要)ダイエットや重病などで脂肪が減少すると、耳管を支える組織が減り、閉じにくくなる。
● 耳漏 → ×(関係なし)耳漏(耳だれ)は中耳炎や外耳炎で見られる症状。
耳管開放症では炎症はなく、耳漏は起こらない。
6. 要点まとめ耳管開放症は「耳が常に開いたままになる」状態。
主な症状は「自声強聴」「呼吸音聴取」「耳閉感」。
原因として多いのは: → 体重減少・妊娠・鼻すすり癖耳漏は炎症性疾患の症状であり、耳管開放症とは無関係