正答2
解説
正解は2です。
幼児前期(1歳半ごろから3歳ごろ)は語彙が急速に増える時期で、身近な物や動作を表す語から獲得が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 幼児の語彙は、日常生活で使う和語が中心です。
漢語は抽象的な語が多く、学齢期以降に増えるため、漢語の比率が高いというのは誤りです。
2:○ 幼児前期の語彙は、名詞や動詞など意味の中心を担う内容語が大半を占めます。
助詞や助動詞などの機能語は、文を作るようになるにつれて後から増えていきます。
3:× 獲得語彙は一定の割合で増えるのではありません。
50語前後を越えたころから急激に増える語彙爆発(語彙の急増)がみられます。
4:× 初期の語彙で最も割合が高い品詞は名詞です。
動詞の割合はその後に増えていきます。
5:× 同じ類の語どうし(「犬」と「猫」など)を結びつける範列的な意味ネットワークは、学齢期ごろに発達します。
幼児期には「犬」と「ほえる」のような連辞的な結びつきが優勢です。
【ポイント】
幼児前期は「和語・名詞・内容語が中心、語彙爆発がある」と覚えます。
【用語】
内容語:名詞・動詞・形容詞など、語そのものに実質的な意味をもつ語である。
機能語:助詞・助動詞など、語と語の関係を示し文法的な働きをもつ語である。
和語:もともと日本で使われてきた大和言葉で、訓読みで読む語が多い。
漢語:中国から入った漢字の音読みでできている語で、抽象的な意味の語が多い。
範列的意味ネットワーク:同じ類に属する語どうし(犬と猫など)が、意味でつながっている関係である。