正答5
解説
解説
1. 幼児期の認知の特徴とは幼児期(おおよそ2~6歳)は、ピアジェの発達段階でいうと前操作期(preoperational stage)にあたる。
この時期の子どもは、直感的・感覚的な思考が中心で、論理的思考はまだ未発達。
「自分の見方=他人の見方」と考えるなど、思考が自己中心的であるのが特徴。
2. 幼児期にみられる思考の特徴(誤答選択肢の説明)実在論(じつざいろん)→ 自分の心の中のことや夢・影なども「現実に存在する」と考える傾向。
→ 例:「夢の中で食べたケーキは本当に食べた」など。
転導論理(てんどうろんり)→ 論理的な因果関係ではなく、自分の印象や思いつきで結びつける考え方。
→ 例:「朝になるのは、お母さんが起きたからだ」と思う。
アニミズム(animism)→ 無生物にも心や感情があると考える傾向。
→ 例:「お人形さんが泣いている」「石が痛そう」など。
自己中心性(egocentrism)→ 他者の視点に立てず、自分の立場からしか物事を見られない思考。
→ 例:相手も自分と同じように見えている・感じていると思う。
3. 可逆的思考とは(正解)可逆的思考(reversible thinking)とは、→ 「ある操作を逆向きに考え直すことができる力」のこと。
→ 例:「A→B→Cの流れを、C→B→Aと逆にたどることができる」。
これは、具体的操作期(7~11歳ごろ)以降に発達する能力。
幼児期の子どもにはまだ備わっていないため、→ 「幼児期の特徴ではない」として正解となる。
4. 試験対策ポイントピアジェの発達段階を押さえる:感覚運動期(0〜2歳):感覚と運動を通して世界を理解。
前操作期(2〜6歳):直感的思考・自己中心性。
具体的操作期(7〜11歳):論理的・可逆的思考が可能。
形式的操作期(12歳〜):抽象的・仮説的思考が可能。
「可逆的思考」は前操作期ではなく具体的操作期の特徴と覚える。