正答1
解説
正解は1です。
感覚が生じるために必要な刺激の強さや、刺激の違いがわかる最小の差など、精神物理学の基本用語を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 刺激閾(絶対閾)は、ある感覚が生じる最も弱い刺激の強さです。
これより弱い刺激では感覚が生じません。
2:× 刺激頂は、刺激を強めても感覚がそれ以上強くならない上限の刺激の強さです。
これを越えると痛みなど別の感覚に変わることがあり、最弱の強度ではありません。
3:× 適刺激は、それぞれの感覚器が最も感じやすい刺激の種類のことです。
例えば眼にとっての光、耳にとっての音であり、強さを表す用語ではありません。
4:× 弁別閾は、2つの刺激の違いに気づける最小の差のことです。
丁度可知差異ともよばれ、感覚が生じる最小の強さではありません。
5:× 標準刺激は、比較判断の基準として提示する刺激です。
比べる側の刺激は比較刺激とよばれます。
【ポイント】
「刺激閾は下限、刺激頂は上限、弁別閾は差の最小値」と整理します。
弁別閾が基準の刺激の強さにほぼ比例するという法則がウェーバーの法則です。
【用語】
刺激閾:感覚が生じるかどうかの境目となる刺激の強さで、絶対閾ともいう。
刺激頂:刺激を強くしても、それ以上は感覚が強まらなくなる刺激の上限である。
適刺激:それぞれの感覚器が最もよく反応する種類の刺激で、目に対する光などである。
弁別閾:2つの刺激の違いがわかる最小の差で、丁度可知差異ともいう。
標準刺激:弁別などの実験で、比較の基準として固定して提示される刺激である。