正答3
解説
解説
1. 瘢痕とは傷が治ったあとにできる線維性組織(瘢痕組織)。
炎症や外傷の修復過程でコラーゲンが過剰に沈着してできる。
皮膚の収縮やひきつれを起こすことがあり、関節の動きを制限することもある。
✅ よって「瘢痕はひきつれによって運動制限の原因となる」は正しい。
✅ 「瘢痕拘縮は局所皮弁や植皮などで治療される」も正しい。
2. 肥厚性瘢痕傷の治癒後、傷の範囲内で盛り上がる瘢痕。
時間とともに徐々に平坦化・軟化する傾向がある。
原因:炎症や感染、縫合の緊張など。
❌ 「隣接する正常組織内に広がる」は誤り。
➡ 広がるのはケロイドであり、肥厚性瘢痕は傷跡の範囲内に限局する。
3. ケロイド傷の範囲を超えて増殖する異常な瘢痕。
耳介、胸部、肩、上腕などに好発。
強いかゆみ・痛みを伴うことがある。
人種差があり、メラニンの多い人(色黒の人種)に多い。
✅ 「耳介はケロイドの好発部位」→正しい。
✅ 「発症頻度に人種差がある」→正しい。
4. まとめ(重要ポイント)✅ 瘢痕:傷あとにできる線維組織。
拘縮を起こすことがある。
✅ 肥厚性瘢痕:傷の範囲内で盛り上がる。
時間とともに改善。
✅ ケロイド:傷の範囲を超えて広がる。
耳介・胸部に好発。
✅ 瘢痕拘縮:手術(皮弁・植皮)で治療する。
❌ 「肥厚性瘢痕は隣接する正常組織内に広がる」は誤り。