正答5
解説
正解は5です。
この問題は評価項目でないものを選ぶので、○ が答えです。
口蓋裂言語検査(2007年)は、日本コミュニケーション障害学会が作成した口蓋裂児の言語評価法です。
鼻咽腔閉鎖機能と構音を中心に評価します。
【選択肢別解説】
1:× 鼻咽腔閉鎖機能は評価項目です。
開鼻声や呼気の鼻漏出の有無と程度を評価します。
2:× 構音は評価項目です。
声門破裂音や口蓋化構音などの異常構音の有無を評価します。
3:× 口唇・舌の動きは評価項目です。
構音器官の運動機能を観察します。
4:× ブローイングは評価項目です。
吹く動作の際の呼気の鼻漏出を調べ、鼻咽腔閉鎖機能を評価します。
5:○ oral diadochokinesis(オーラルディアドコキネシス)は評価項目ではありません。
「パ」「タ」「カ」などを反復する速さと規則性を調べる検査です。
主に運動障害性構音障害などで、構音器官の運動速度を評価するのに用いられます。
【ポイント】
口蓋裂の言語評価の要点は、鼻咽腔閉鎖機能(開鼻声・鼻漏出)と、異常構音(声門破裂音・口蓋化構音など)の2つです。
【用語】
口蓋裂言語検査:口蓋裂児の鼻咽腔閉鎖機能と構音を中心に評価する、日本の検査法である。
ブローイング:吹く動作のことで、呼気の鼻漏出を調べて鼻咽腔閉鎖機能を評価する。
oral diadochokinesis:「パ」「タ」「カ」などを反復して、構音器官の運動の速さと規則性を調べる検査である。
鼻咽腔閉鎖機能:発音や嚥下の際に、軟口蓋が咽頭後壁に接して鼻とのどを閉じる働きである。
開鼻声:鼻咽腔が閉じきらず、声が鼻に抜けて過度に響く共鳴の異常である。