正答1
解説
解説
1. CDR(Clinical Dementia Rating)とは認知症の重症度を総合的に評価する尺度。
評価者(医療者)が、病歴聴取や日常生活での行動観察に基づいて判定する。
面接やテスト形式で点数を取るのではなく、臨床的な総合判断で評価するのが特徴。
2. CDRの評価方法主に本人および家族・介護者への聞き取り(病歴聴取)と、観察情報をもとに判断。
以下の6領域について、それぞれ0〜3の段階で評価する。
記憶見当識判断力・問題解決能力社会適応家庭生活・趣味・興味身の回りのこと(自立度)総合スコアにより、認知症の重症度を判定する。
(例:0=正常、0.5=軽度認知障害、1=軽度、2=中等度、3=重度)
3. 他の選択肢との違い(比較ポイント)MMSE(Mini-Mental State Examination)→ 質問形式のスクリーニング検査。
日時・場所の見当識、計算、記憶、言語などを本人が回答する→ 観察よりも「課題実施型」MoCA-J(Montreal Cognitive Assessment - Japanese版)→ 軽度認知障害(MCI)の検出に有用。
注意・記憶・言語・遂行機能などを課題形式で評価レーヴン色彩マトリックス検査→ 非言語性の知的能力(推論力)を測る課題。
図形パターンを選択する形式改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)→ 高齢者の認知機能スクリーニング検査。
質問応答形式で、見当識・記憶・計算などを測定する
4. 学習ポイントCDRは唯一「観察・病歴聴取」に基づく臨床評価法。
他のMMSE・HDS-R・MoCA-Jなどは、課題実施型(テスト式)である。
認知症の「有無」を見るというよりも、重症度(段階)を評価するのがCDRの目的。
✅ まとめCDR:観察・聴取による臨床的重症度評価MMSE/HDS-R/MoCA-J:課題によるスクリーニング検査レーヴン:非言語性推論力検査