正答1
解説
正解は1です。
日本語のアクセントは、拍ごとの声の高低(ピッチ)の配置で決まる高低アクセントです。
そのため、声の高さを適切に調節できないとアクセントに異常が生じます。
【選択肢別解説】
1:○ 失調による声の高さの調節困難は、アクセントの異常をもたらします。
小脳性の失調では発声の協調が乱れ、高低の変化がうまくつくれません。
2:× 側音化構音は、主に子音の構音位置の誤りです。
舌の側方から呼気が流れる歪み音で、声の高さには影響しません。
3:× 心因性発声障害は主に声の出し方の問題です。
失声や声の質の変化が中心で、語ごとの高低の配置そのものが乱れるわけではありません。
4:× 音韻性錯語は語の中の音の誤りです。
「とけい」を「とてい」と言うような音の置き換えで、アクセントの障害ではありません。
5:× 吃音の繰り返しは発話の流暢性の障害です。
音や語の繰り返しが生じますが、アクセントの異常とは異なります。
【ポイント】
日本語のアクセントは高低で、英語は強弱です。
アクセントやイントネーションの障害は、声の高さを調節する発声の機能と関係します。
【用語】
高低アクセント:拍ごとの声の高低の配置で語を区別するアクセントで、日本語がこれにあたる。
側音化構音:舌の側方から呼気が流れて、歪んだ音になる構音の異常を指す。
心因性発声障害:声帯などに異常がないのに、心理的な要因で声が出なくなるなどの障害である。
音韻性錯語:語の中の音が別の音に置き換わる誤りで、失語症でみられる。
機能性構音障害:構音器官の形態や運動の異常がないのに、誤った構音が習慣化している状態である。