正答4
解説
正解は4です。
ICF(国際生活機能分類)は、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子などで生活機能をとらえます。
評価項目がどの構成要素に分類されるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 長期記憶は環境因子ではなく、心身機能に分類されます。
記憶などの精神機能は、心身機能の一つです。
2:× 発話の流暢性は参加ではなく、心身機能に分類されます。
音声と発話の機能の一つとして扱われます。
3:× 社会保障制度は個人因子ではなく、環境因子に分類されます。
サービス・制度・政策は、本人を取り巻く環境因子です。
4:○ 遠隔通信用具の利用は活動に分類されます。
電話などの通信機器を使うことは、「活動と参加」のコミュニケーションの領域に含まれる項目です。
5:× 手話による表出と理解は、心身機能・身体構造ではなく活動に分類されます。
手話によるメッセージの表出と理解は、「活動と参加」のコミュニケーションの領域に含まれます。
【ポイント】
個人因子は年齢・性別・生活歴などで、ICFでは分類項目が定められていません。
心身機能は「体や心の働き」、活動は「課題や行為の遂行」と区別しましょう。
【用語】
ICF:生活機能を心身機能・身体構造、活動、参加などでとらえる国際生活機能分類である。
環境因子:本人を取り巻く物理的、社会的な環境や制度などを指すICFの構成要素である。
個人因子:年齢、性別、生活歴など、その人に固有の背景を指すICFの構成要素である。
心身機能:体の生理的な働きや心の働きを指すICFの構成要素である。
活動:課題や行為を個人が実際に行うことを指すICFの構成要素である。
参加:家庭や社会など生活・人生の場面へのかかわりを指すICFの構成要素である。