正答5
解説
正解は5です。
循環反応は、ピアジェの感覚運動期にみられる、偶然起きた興味深い結果を再現しようと同じ行動を繰り返すことです。
自分の身体に向かう第一次、外界の物に向かう第二次、試しながら変化させる第三次に分けられます。
【選択肢別解説】
1:× うつ伏せから座位への姿勢変換は粗大運動の発達です。
結果を再現するために行動を繰り返す循環反応とは異なります。
2:× シーツを引っ張っておもちゃを取り寄せるのは、手段と目的を分けた行動です。
目的のために手段を使う行動で、循環反応より後の段階で現れます。
3:× 隠れたボールがそこにあると分かるのは、対象の永続性の獲得です。
見えなくなっても物が存在し続けると理解することで、循環反応とは異なります。
4:× 大きな音で手足に力を入れるのは、モロー反射などの原始反射や驚愕反応です。
意図的に結果を再現する行動ではありません。
5:○ ガラガラを振って音を何度も鳴らすのは循環反応です。
自分の行動で外界に生じた面白い結果を再現しようとするもので、第二次循環反応にあたります。
【ポイント】
第一次循環反応は指しゃぶりなど自分の身体、第二次は物で音を鳴らすなど外界、第三次は落とし方を変えるなど試行的な繰り返しです。
【用語】
循環反応:偶然生じた興味深い結果を再現しようと、同じ行動を繰り返すことを指す。
感覚運動期:ピアジェが示した認知発達の最初の段階で、感覚と運動を通して外界を知る時期である。
対象の永続性:物が見えなくなっても存在し続けると理解することを指す。
モロー反射:大きな音や急な姿勢の変化で、両腕を広げてから抱きつくように動かす新生児の原始反射である。
粗大運動:寝返りや歩行のように、体全体を使う大きな運動を指す。