正答1
解説
無喉頭音声とは
喉頭(声帯)を失った人が、代わりの方法で声を出す技術を「無喉頭音声」といいます。
主な方法は以下の3つです。
1. 食道発声
2. 電気式人工喉頭
3. シャント発声(気管食道シャント)
食道発声の特徴
食道発声は、口から空気を飲み込み、食道にためた空気を逆流させて、食道入口部(咽頭食道接合部)を振動させて声を出す方法です。
声帯の代わりに食道入口部が振動するため、声がかすれやすく、雑音が多いのが特徴です。
一度に出せる空気量が少ないため、発声の持続時間は短いです(通常1秒程度)。
・習得は難しく、訓練が必要です。
・手で押さえる必要はありません(電気式人工喉頭は手で押さえる場合があります)。
・胃内に摂取した空気ではなく、食道にためた空気を使います。
雑音が大きい。
→ 正しい。
食道発声は声がかすれやすく、雑音成分が多いのが特徴です。
音質は低声・粗糙で雑音成分が多く、明瞭度も他法より低くなりがちです。
発声持続が長い。
→ 誤り。
食道発声は一度に出せる空気量が少ないため、発声持続は短いです。
習得は容易である。
→ 誤り。
食道発声は習得が難しく、訓練が必要です。
手で押さえる必要がある。
→ 誤り。
食道発声は手で押さえる必要はありません。
胃内に摂取した空気を用いる。
→ 誤り。
食道にためた空気を使います。
胃まで空気を送るわけではありません。
【学習ポイント】・食道発声は、食道にためた空気を逆流させて声を出す方法で、雑音が多いのが特徴です。
・発声持続は短く、習得は難しいので、訓練が必要です。
・手で押さえる必要はなく、胃内の空気ではなく食道の空気を使います。
・無喉頭音声の他の方法(電気式人工喉頭、シャント発声)との違いも理解しましょう。