正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
顔面は血流が豊富で整容面の重要性が高いため、組織を残す処置が原則です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
顔面では広範囲のデブリドマン(壊死組織や汚染組織の切除)は行いません。
血流が豊富で組織が生着しやすく、整容面への配慮も必要なため、切除は最小限にとどめます。
2:× 正しい記述です。
3D-CT画像は顔面骨の骨折線や骨片のずれを立体的に把握でき、診断と治療計画に役立ちます。
3:× 正しい記述です。
ガラス片や砂などの異物が残ると感染や外傷性刺青の原因になるため、できる限り除去します。
4:× 正しい記述です。
顔面神経や耳下腺管(ステノン管)の損傷は見落とすと後遺症が残るため、初療時に確認します。
5:× 正しい記述です。
頭部外傷は生命にかかわるため、顔面の治療より脳神経外科の治療を優先します。
【ポイント】
外傷の治療は救命が最優先で、顔面の処置はその次です。
顔面の創処置では組織をできるだけ温存することが原則です。
【用語】
デブリドマン:壊死した組織や汚染された組織を取り除く処置のことである。
3D-CT:CTの画像を立体的に再構成した画像で、骨折線や骨片のずれを把握しやすい。
耳下腺管:耳下腺でつくられた唾液を口の中へ導く管で、ステノン管ともいう。
顔面神経:顔の表情をつくる筋を動かす神経で、損傷すると顔面の麻痺が起こる。