正答3
解説
正解は3です。
良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを問う問題です。
良性腫瘍は周囲を押しのけるように大きくなり、転移はしません。
【選択肢別解説】
1:× 播種は悪性腫瘍の特徴です。
腫瘍細胞が胸腔や腹腔などの体腔内にばらまかれるように広がる転移形式です。
2:× 異型性が強いのは悪性腫瘍の特徴です。
良性腫瘍の細胞は正常細胞に近く、異型性は弱いのが一般的です。
3:○ 膨張性発育は良性腫瘍の特徴です。
周囲の組織を圧排しながら大きくなり、被膜をもち境界が明瞭なことが多いです。
4:× 血行性転移は悪性腫瘍の特徴です。
腫瘍細胞が血管に入り、肺や肝臓など離れた臓器に転移します。
5:× リンパ行性転移も悪性腫瘍の特徴です。
腫瘍細胞がリンパ管に入り、所属リンパ節などに転移します。
【ポイント】
良性は膨張性発育・発育が遅い・転移なし、悪性は浸潤性発育・発育が速い・転移ありと対比して覚えましょう。
【用語】
膨張性:腫瘍が周囲の組織を押しのけるように大きくなる増殖の仕方を指す。
異型性:腫瘍細胞の形や大きさが正常な細胞からどれだけ外れているかを示す性質である。
播種:腫瘍細胞が胸腔や腹腔などの体腔内にばらまかれるように広がることを指す。
リンパ行性転移:腫瘍細胞がリンパ管を通って所属リンパ節などに運ばれて起こる転移である。
血行性転移:腫瘍細胞が血管に入り血流に乗って離れた臓器に運ばれて起こる転移である。