正答1
解説
正解は1です。
代表的なホルモンの主な作用を正しく対応させる問題です。
誤りの肢は、作用の向きが逆になっています。
【選択肢別解説】
1:○ インスリンは膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されます。
細胞へのブドウ糖の取り込みやグリコーゲン合成を促し、血糖値を下げます。
2:× 甲状腺ホルモンは基礎代謝率を低下ではなく上昇させます。
不足する甲状腺機能低下症では代謝が落ち、寒がりやむくみがみられます。
3:× ノルアドレナリンは血圧を低下ではなく上昇させます。
主にα受容体を介して血管を収縮させるためです。
4:× エリスロポエチンは赤血球数を低下ではなく増加させます。
主に腎臓でつくられ、骨髄での赤血球産生を促します。
5:× 上皮小体ホルモン(副甲状腺ホルモン)は血中カルシウム濃度を上昇させます。
骨からのカルシウム放出や腎臓での再吸収を促すためです。
【ポイント】
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけです。
血中カルシウムを下げるのは甲状腺のカルシトニンで、上皮小体ホルモンとは逆の働きです。
【用語】
インスリン:膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌され、血糖値を下げるホルモンである。
エリスロポエチン:主に腎臓でつくられ、骨髄での赤血球の産生を促すホルモンである。
上皮小体:甲状腺の裏側にある小さな内分泌腺で、副甲状腺ともいい血中カルシウム濃度の調節にかかわる。
ノルアドレナリン:交感神経の末端や副腎髄質から放出され、血管を収縮させるなどの働きをもつ物質である。
カルシトニン:甲状腺から分泌され、血中カルシウム濃度を下げる方向に働くホルモンである。