正答2
解説
正解は2です。
この問題は頭蓋腔を構成しない骨を選ぶので、○ が答えです。
頭蓋腔は脳を収める空間で、脳頭蓋(神経頭蓋)の骨で囲まれています。
脳頭蓋は前頭骨・頭頂骨・後頭骨・側頭骨・蝶形骨・篩骨の6種類(8個)からなります。
【選択肢別解説】
1:× 篩骨は脳頭蓋の骨なので、頭蓋腔を構成します。
篩板が前頭蓋窩の底をつくり、嗅神経が通ります。
2:○ 口蓋骨は顔面頭蓋(内臓頭蓋)の骨で、頭蓋腔には面していません。
硬口蓋の後部や鼻腔・眼窩の一部をつくる骨です。
3:× 前頭骨は脳頭蓋の骨なので、頭蓋腔を構成します。
前頭部と前頭蓋窩の大部分をつくります。
4:× 側頭骨は脳頭蓋の骨なので、頭蓋腔を構成します。
中頭蓋窩と後頭蓋窩の一部をつくり、内部に中耳と内耳を収めます。
5:× 蝶形骨は脳頭蓋の骨なので、頭蓋腔を構成します。
頭蓋底の中央にあり、トルコ鞍に下垂体を収めます。
【ポイント】
脳頭蓋6種8個(頭頂骨と側頭骨は左右1対)と、口蓋骨・鋤骨・上顎骨などの顔面頭蓋を区別して覚えましょう。
【用語】
脳頭蓋:脳を収める頭蓋腔を囲む骨の集まりで、神経頭蓋ともいう。
顔面頭蓋:顔の骨格をつくる骨の集まりで、内臓頭蓋ともいい、脳を直接は囲まない。
篩骨:鼻腔の上部にある骨で、嗅神経が通る小さな孔のあいた篩板をもつ。
蝶形骨:頭蓋底の中央にある蝶の形をした骨で、トルコ鞍に下垂体を収める。
口蓋骨:硬口蓋の後ろ部分や鼻腔・眼窩の壁の一部をつくる顔面頭蓋の骨である。