正答4
解説
正解は4です。
医療倫理に関する代表的な宣言・誓いのテーマを区別できるかを問う問題です。
ヒトを対象とする医学研究の倫理原則を示したのは、世界医師会のヘルシンキ宣言です。
【選択肢別解説】
1:× イスタンブール宣言は医学研究の倫理ではありません。
臓器取引と移植ツーリズムの禁止を訴えた2008年の宣言です。
2:× ヒポクラテスの誓いは医学研究の倫理を定めたものではありません。
古代ギリシャに由来する、医師個人の職業倫理の原点とされる誓いです。
3:× ジュネーブ宣言は医学研究ではなく、医師の職業倫理を述べたものです。
1948年に世界医師会が採択し、「現代版ヒポクラテスの誓い」と呼ばれます。
4:○ ヘルシンキ宣言は1964年に世界医師会が採択しました。
被験者の人権と安全の尊重、インフォームド・コンセント、倫理審査委員会の審査などを定めています。
5:× リスボン宣言は医学研究ではなく、患者の権利に関する宣言です。
1981年に採択され、自己決定権や情報を得る権利などを掲げています。
【ポイント】
研究はヘルシンキ、患者の権利はリスボン、医師の倫理はジュネーブ、臓器移植はイスタンブールと対応させて覚えましょう。
【用語】
ヘルシンキ宣言:ヒトを対象とする医学研究の倫理原則を世界医師会が示した宣言である。
リスボン宣言:患者の自己決定権や情報を得る権利など、患者の権利を掲げた世界医師会の宣言である。
ジュネーブ宣言:医師の職業倫理を誓う形でまとめられた世界医師会の宣言で、現代版ヒポクラテスの誓いとも呼ばれる。
インフォームド・コンセント:医療者から十分な説明を受け、理解したうえで本人が同意することを指す。
イスタンブール宣言:臓器取引と移植ツーリズムの禁止を訴えた、臓器移植に関する国際的な宣言である。