正答4
解説
正解は4です。
日本語を話す子どもの子音の獲得順序を問う問題です。
一般に、両唇音や鼻音など構音操作の簡単な音から獲得され、摩擦音など細かな調節を要する音は遅れます。
【選択肢別解説】
1:× [p]は早く獲得されます。
両唇を閉じて開くだけの操作で、2〜3歳ころまでに獲得されます。
2:× [t]は[s]より早く獲得されます。
舌尖を歯茎に付けて離す破裂音で、3歳ころまでに安定します。
3:× [k]は[s]より早く獲得されます。
軟口蓋の破裂音で、3〜4歳ころまでに安定します。
4:○ [s]は最も遅く獲得されます。
舌と歯茎の間に狭いすき間を保って呼気を流す必要があり、5〜6歳ころに安定します。
5:× [m]は早く獲得されます。
両唇の鼻音で、最も早く獲得される子音の一つです。
【ポイント】
獲得が遅い音は、サ行・ツ・ザ行・ラ行などです。
そのため幼児期には「さかな」を「たかな」と言うような置換が多くみられます。
【用語】
摩擦音:口の中にせまいすきまを作り、息が通るときの摩擦で出す音である。
破裂音:口の中で息をいったん閉じ込め、それを一気に開放して出す音である。
鼻音:軟口蓋を下げて、息を鼻腔にも通して出す音のことである。
両唇音:上下の唇で気流をせばめたり閉じたりして作る音である。