正答5
解説
正解は5です。
機能再編成法は、障害された機能を、保たれている別の機能を使って新しい方法で再構成する訓練法です。
ルリヤの理論に基づいています。
【選択肢別解説】
1:× 環境調整は機能再編成法ではありません。
周囲の人や環境に働きかけて、生活しやすくする方法です。
2:× 名前の書字の繰り返しは機能再編成法ではありません。
同じ課題を反復して、障害された機能そのものの改善を目指す方法です。
3:× 語頭音ヒントで呼称を促すのは機能再編成法ではありません。
手がかりを与えて言葉の想起を促す刺激法による訓練です。
4:× 描画を代償手段として用いるのは機能再編成法ではありません。
言葉の代わりに別の伝達手段で補う代償的なアプローチです。
5:○ キーワード法による仮名書字訓練は機能再編成法です。
保たれている語の知識を手がかりに、「か」なら「柿」のように仮名を想起する新しい経路をつくります。
【ポイント】
キーワード法では、保たれやすい漢字や単語の知識を使い、そこから仮名1文字を引き出します。
障害された経路を迂回して別の経路で機能を実現する点が、機能再編成法の特徴です。
【用語】
機能再編成法:障害された機能を、保たれている別の機能を使って新しい形で再構成する訓練法である。
キーワード法:文字と結びつけやすい語を手がかりに、仮名文字の書字を引き出す訓練法である。
語頭音ヒント:語の最初の音を示して、語の想起を促すヒントである。
環境調整:本人を取り巻く人や環境に働きかけて、生活しやすくする方法である。