正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
青年期の心理的な特徴を問う問題です。
青年期は親からの心理的な自立と、アイデンティティの模索が中心になる時期です。
【選択肢別解説】
1:× 青年期に起こるのは第3ではなく第2の個体化過程です。
ブロスは、乳幼児期の分離・個体化に続く2回目の親からの自立としてこう呼びました。
2:× 青年の親世代は、心理的に安定した段階とはいえません。
中年期は体力の衰えや役割の変化に直面し、中年期の危機が生じやすい時期です。
3:× 職業的アイデンティティを深めるのは、主に成人期の課題です。
青年期は職業を含めて自分の生き方を模索する時期にあたります。
4:○ 親からより仲間からの同調圧力が強くなるのは正しいです。
親から心理的に離れる一方で、仲間集団の規範に強く影響されます。
5:○ 孤独感を感じやすいのは正しいです。
自分を見つめ直し、親から離れていく過程で、孤独感を強く感じやすくなります。
【ポイント】
エリクソンは、青年期の発達課題を「アイデンティティ対アイデンティティ拡散」としました。
親からの自立を、ホリングワースは心理的離乳と呼びました。
【用語】
第2の個体化過程:青年期に親から心理的に分離して自立していく過程を指す、ブロスの概念である。
アイデンティティ:自分は何者であるかという、一貫した自己の感覚や自覚のことである。
同調圧力:集団の多数派と同じ意見や行動をとるよう、周囲から感じる無言の圧力である。
中年期の危機:体力の衰えや役割の変化に直面し、生き方を見つめ直す中年期に生じやすい心理的な不安定さである。
心理的離乳:青年期に親への心理的な依存から離れ、自立していくことを指す、ホリングワースの用語である。