正答3
解説
正解は3です。
この問題は破傷風で「みられない」ものを選ぶので、○ が答えです。
破傷風は、破傷風菌の毒素が運動神経の抑制を妨げ、全身の筋の強直や痙攣を起こす感染症です。
【選択肢別解説】
1:× 痙攣は破傷風でみられます。
光や音などの刺激で全身の強直性痙攣が誘発されます。
2:× 開口障害は破傷風でみられます。
咬筋の強直による開口障害(牙関緊急)は初期の代表的症状です。
3:○ 感音難聴は破傷風でみられません。
破傷風毒素は内耳や聴神経を障害しません。
4:× 構音障害は破傷風でみられます。
口や顔面の筋がこわばるため、話しにくくなります。
5:× 嚥下障害は破傷風でみられます。
咽頭や喉頭の筋の強直により飲み込みにくくなります。
【ポイント】
破傷風の病期は、開口障害から始まり、痙笑(引きつり笑い)、後弓反張へ進みます。
予防には破傷風トキソイドの予防接種が有効です。
【用語】
破傷風:破傷風菌の毒素により、全身の筋の強直や痙攣が起こる感染症である。
開口障害:咬筋などの緊張により、口が十分に開かなくなる状態である。
牙関緊急:咬筋が強く縮んで口が固く閉じ、開かなくなる破傷風の初期症状である。
後弓反張:背中の筋が強くこわばり、体が弓なりに後ろへ反り返る状態である。
感音難聴:内耳や聴神経の障害によって起こる、音が聞こえにくくなる難聴である。