正答1
解説
正解は1です。
ICF(国際生活機能分類)は、生活機能を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」に分け、背景因子を「環境因子」「個人因子」に分けて整理します。
【選択肢別解説】
1:○ 家族旅行に行かないことは、「参加」の制約です。
参加は、家庭や社会の生活場面へのかかわりを指します。
2:× 読み書きの習慣がないことは、環境因子ではなく個人因子です。
個人因子には、年齢や性別のほか、生活習慣やライフスタイルが含まれます。
3:× 喚語困難は、個人因子ではなく「心身機能・身体構造」の障害です。
言葉を思い出す精神機能の障害にあたります。
4:× 一人暮らしであることは、活動ではなく環境因子です。
家族や同居者の有無は、本人を取り巻く人的な環境にあたります。
5:× 電話が使えないことは、心身機能・身体構造ではなく「活動」の制限です。
活動は、個人が課題や行為を実行することを指します。
【ポイント】
「機能の障害=心身機能」「個人が行う動作・行為=活動」「社会や生活場面への関与=参加」と区別します。
本人の外にあるもの(人・物・制度)は環境因子、本人の特性は個人因子です。
【用語】
ICF:国際生活機能分類の略で、生活機能と、それを取り巻く背景因子を分類する枠組みである。
参加:家庭や社会の生活場面へかかわることを指し、ICFでは生活機能の一要素である。
喚語困難:言いたい語が思い出せず、うまく言葉にできない症状である。
環境因子:人的環境や物的環境、制度など、本人を取り巻く外的な要因を指す。
個人因子:年齢や性別、生活習慣など、個人に固有の背景となる要因を指す。
心身機能・身体構造:身体の働きとその部分の構造を指し、ICFでは生活機能の一つとされる。