正答1
解説
正解は1です。
防衛機制は、不安や葛藤から自分を守るために無意識に働く心の仕組みです。
それぞれの防衛機制の定義を区別することが大切です。
【選択肢別解説】
1:○ 合理化は、もっともらしい理由をつけて自分の行動や失敗を正当化する防衛機制です。
「本当は欲しくなかった」と考える「すっぱいぶどう」の例が有名です。
2:× 退行は、より幼い発達段階の行動に戻ることです。
弟や妹が生まれた子どもが赤ちゃん返りをするのが例です。
3:× 昇華は、社会的に認められない欲求を、芸術やスポーツなどの価値ある活動に向け変えることです。
理由づけによって正当化するものではありません。
4:× 抑圧は、受け入れがたい欲求や記憶を意識から締め出すことです。
最も基本的な防衛機制とされます。
5:× 転移は、過去の重要な人物に向けた感情を治療者に向けることです。
精神分析の治療場面でみられる現象で、理由づけとは異なります。
【ポイント】
防衛機制はフロイトが述べ、娘のアンナ・フロイトが整理しました。
合理化、投影、反動形成、置き換え、昇華の区別がよく問われます。
【用語】
合理化:受け入れがたい行動や失敗に、もっともらしい理由をつけて正当化する防衛機制である。
退行:ストレスに直面して、より幼い発達段階の行動に戻る防衛機制である。
昇華:社会的に認められない欲求を、芸術やスポーツなど価値ある活動に向け変える防衛機制である。
抑圧:受け入れがたい欲求や記憶を、意識の外に締め出す防衛機制である。
転移:過去の重要な人物に向けた感情を、目の前の治療者に向ける現象である。