正答3
解説
正解は3です。
この問題は含まれないものを選ぶので、○ が答え(廃用症候群に含まれないもの)です。
廃用症候群は、安静や不活動が長く続くことで全身の機能が低下する状態です。
【選択肢別解説】
1:× 骨粗鬆症は廃用症候群に含まれます。
骨に荷重がかからなくなると骨吸収が進み、骨量が減ります。
2:× 関節拘縮は廃用症候群に含まれます。
関節を動かさないことで、関節周囲の組織が硬くなります。
3:○ 廃用症候群では低カルシウム尿症ではなく、高カルシウム尿症が起こります。
骨から溶け出したカルシウムが尿中に多く排泄され、尿路結石の原因にもなります。
4:× 静脈血栓症は廃用症候群に含まれます。
筋のポンプ作用が働かず血流が滞るため、深部静脈血栓症が起こりやすくなります。
5:× 起立性低血圧は廃用症候群に含まれます。
臥床が続くと、起き上がったときに血圧を保つ調節機能が低下します。
【ポイント】
廃用症候群は筋萎縮、骨粗鬆症、拘縮、心肺機能の低下、起立性低血圧、褥瘡、精神機能の低下など全身に及びます。
骨の脱灰による高カルシウム尿症と尿路結石もセットで覚えます。
【用語】
廃用症候群:安静や不活動が長く続くことで、全身に機能低下が生じる状態を指す。
関節拘縮:関節周囲の組織が硬くなり、関節の動く範囲が制限された状態を指す。
起立性低血圧:立ち上がったときに血圧が下がり、立ちくらみやめまいを起こす状態を指す。
静脈血栓症:静脈の中に血のかたまりができ、血流を妨げる病態である。