正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
気管支喘息は気道の慢性炎症を本態とし、気道が狭くなって発作的な呼吸困難や喘鳴を生じる疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 気道の慢性炎症は喘息の基本的な病態であり、正しい記述です。
好酸球やマスト細胞、Tリンパ球などが炎症にかかわります。
2:○ 喘息では気道の内腔は拡張せず、狭くなります。
平滑筋の収縮、粘膜のむくみ、粘液の増加によって内腔が狭窄します。
3:× 粘膜の浮腫は喘息でみられる病態であり、正しい記述です。
炎症によって血管の透過性が高まり、粘膜がむくみます。
4:× 気道上皮の剥離は喘息でみられる病態であり、正しい記述です。
慢性炎症によって上皮が傷つき、はがれ落ちます。
5:× 気道過敏性の亢進は喘息の特徴であり、正しい記述です。
わずかな刺激でも気道が強く収縮しやすくなります。
【ポイント】
喘息の三大病態は「慢性炎症・気道過敏性の亢進・可逆性の気道狭窄」です。
長く続くと気道壁が厚くなるリモデリングが起こります。
【用語】
気管支喘息:気道の慢性的な炎症により、発作的な咳や喘鳴、呼吸困難を繰り返す疾患である。
過敏性亢進:わずかな刺激に対して気道が過剰に収縮しやすくなる性質が強まることを指す。
上皮剥離:気道の粘膜をおおう上皮細胞が傷ついてはがれ落ちる変化を指す。
粘膜浮腫:炎症により粘膜に水分がたまってむくみ、気道が狭くなる状態を指す。