正答2
解説
正解は2です。
バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン受容体に対する自己抗体によって甲状腺ホルモンが過剰になる疾患です。
代謝や交感神経の働きが高まる症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× バセドウ病では徐脈ではなく頻脈になります。
甲状腺ホルモンが心拍数を増やすためです。
2:○ 手指の細かいふるえ(振戦)はバセドウ病の代表的な症状です。
甲状腺ホルモンによって交感神経の働きが高まることで生じます。
3:× バセドウ病では便秘ではなく、排便回数の増加や下痢がみられます。
腸の動きが活発になるためです。
4:× バセドウ病では寒がりではなく暑がりになります。
代謝が高まり熱の産生が増えるためです。
5:× バセドウ病では皮膚は乾燥せず、汗が多く湿った状態になります。
皮膚の乾燥は甲状腺機能低下症でみられます。
【ポイント】
バセドウ病のメルゼブルクの三徴は「甲状腺腫・眼球突出・頻脈」です。
選択肢1・3・4・5はいずれも甲状腺機能低下症の症状なので、対比して覚えます。
【用語】
バセドウ病:自己抗体の刺激で甲状腺ホルモンが過剰に作られ、代謝が亢進する自己免疫疾患である。
振戦:手指などに生じる、規則的で細かな不随意のふるえを指す。
甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンの不足により、代謝が低下して全身の働きが鈍くなる疾患である。
メルゼブルクの三徴:甲状腺腫、眼球突出、頻脈の3つをそろえるバセドウ病の特徴的な症状である。