正答3
解説
正解は3です。
学童期の難聴児が、自分の聞こえの特徴を理解し、肯定的に受け止められるよう支える障害認識支援が問われています。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(不適切な支援)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な支援です。
難聴児どうしの交流で、同じ悩みを共有したり先輩の姿を見たりすることが、障害を受け止める助けになります。
2:× 適切な支援です。
アサーション指導は、自分の希望や困りごとを相手に配慮しながら伝える方法を学ぶもので、聞こえについての説明や配慮の依頼に役立ちます。
3:○ 誤った支援です。
聴児の聞き取りと比べて劣っている点を強調すると、自己評価が下がり、劣等感を強めるおそれがあります。
障害認識支援では、自分の聞こえの特徴を知り、工夫や対処法を考えることを重視します。
4:× 適切な支援です。
保護者が難聴を受け止めて子どもに肯定的に関わることは、子どもの障害認識にも影響します。
5:× 適切な支援です。
手話・文字・補聴援助システムなど、コミュニケーション手段を広げることは、困難への対処の選択肢を増やします。
【ポイント】
障害認識支援では、「聞こえにくさ」を自分で説明し、必要な配慮を求められる力(セルフアドボカシー)を育てることを目標とします。
【用語】
障害認識:自分の障害の特徴を理解し、それを受け止めて生活に生かしていくことである。
アサーション:相手に配慮しながら、自分の意見や希望を適切に伝える自己表現のことである。
聴取能:音や言葉を聞き取る力のことで、聞こえの程度の評価などに用いる。
コミュニケーション手段:話し言葉や手話、筆談など、人と意思を伝え合うための方法の総称である。