正答3
解説
正解は3です。
AAC(Augmentative and Alternative Communication:拡大・代替コミュニケーション)を導入するときの学習の進め方が問われています。
【選択肢別解説】
1:× スモールステップを無視するのは不適切です。
容易な段階から少しずつ進め、成功体験を積み重ねることが基本です。
2:× 初期には受信より発信の課題を優先します。
カードを渡すと要求がかなうなど、自分の発信が相手に伝わる経験が意欲を高めます。
3:○ 実物から写真、絵、シンボルへと進むように、理解しやすい記号を経由して目標の記号を学習するのは適切です。
4:× 身近にない未経験の語彙は、使う場面がないので定着しにくくなります。
日常でよく使う身近な語彙から選びます。
5:× 初期導入では、不快な状況を回避する行動よりも、好きな物を要求するなど、本人の願いがかなう場面を優先します。
【ポイント】
AACの初期導入は「好きな物の要求」「身近な語彙」「発信の成功体験」「スモールステップ」が原則です。
【用語】
AAC:話し言葉の代わりや補いとして、絵カードや機器などを使って意思を伝える拡大・代替コミュニケーションである。
スモールステップ:課題を小さな段階に分け、やさしいものから順に進めていく学習の進め方である。
発信:自分の意思や要求を、言葉や記号などで相手に伝えることである。
受信:相手の言葉や記号などを見聞きして理解することである。