正答5
解説
正解は5です。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の支援の原則として、イギリス自閉症協会が示したSPELLの枠組みが知られています。
SPELLは、構造化、肯定的なアプローチと期待、共感、刺激の低減、つながりの頭文字です。
この問題は支援の原則でないものを選ぶので、○ が答え(原則に含まれないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 共感的な関係は原則に含まれます。
本人の感じ方や世界のとらえ方を理解しようとする姿勢が基本です。
2:× 構造化は原則に含まれます。
予定や場所、手順を見てわかるように示し、見通しを持てるようにします。
3:× 刺激の低減は原則に含まれます。
感覚過敏がある人も多いので、音や光などの刺激を減らして落ち着ける環境をつくります。
4:× 肯定的なアプローチは原則に含まれます。
できていることを認め、本人の強みを生かした支援を行います。
5:○ 指示的な態度は支援の原則に含まれません。
一方的に指示を出して従わせる関わりは、本人の不安や混乱を強めることがあります。
【ポイント】
ASDの支援では、本人を変えるより環境を本人に合わせることを重視します。
TEACCHプログラムの構造化とあわせて覚えておきましょう。
【用語】
自閉症スペクトラム障害:社会的コミュニケーションの困難と、限定された反復的な行動や興味を特徴とする発達障害である。
構造化:予定や場所、手順を目で見てわかるように示し、見通しをもてるようにする支援の方法である。
刺激の低減:音や光など、感覚への刺激を減らして本人が落ち着ける環境をつくることである。
肯定的なアプローチ:できていることを認め、本人の強みを生かして関わる支援の姿勢である。
共感的な関係:本人の感じ方や世界のとらえ方を理解しようとする姿勢に基づく関係である。
SPELL:英国自閉症協会が示した支援の枠組みで、構造化・肯定的なアプローチ・共感・刺激の低減・つながりの頭文字である。