正答4
解説
正解は4です。
文章の読解は、文字を音や語に変換する力(デコーディング)と、言語理解の力が組み合わさって成り立ちます。
この問題は読解を支える要素でないものを選ぶので、○ が答え(該当しないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 語彙知識は読解を支えます。
語の意味がわからなければ文の意味を組み立てられません。
2:× 文法知識は読解を支えます。
助詞や語順の知識によって、誰が何をしたかという文の構造を理解します。
3:× 推論能力は読解を支えます。
文章に書かれていない因果関係や登場人物の気持ちを補って理解するのに必要です。
4:○ エンコーディングは読解を支える要素ではありません。
エンコーディングは音や語を文字に変換する働きで、主に書字(つづり)に関わります。
読解で必要なのは、逆向きのデコーディングです。
5:× ワーキングメモリは読解を支えます。
読んだ内容を一時的に保ちながら、次の文と結びつけて理解するのに使われます。
【ポイント】
「読解=デコーディング×言語理解」というシンプルビュー(Simple View of Reading)の考え方が基本です。
【用語】
エンコーディング:音や語を文字に変換する働きで、主に書くことに関わる。
デコーディング:文字を音や語に変換する働きで、文章を読む際の基礎となる。
推論能力:文章に直接書かれていない内容を、知識をもとに補って理解する力である。
ワーキングメモリ:情報を一時的に保ちながら処理する記憶の働きで、文章の理解などに用いられる。