正答5
解説
正解は5です。
筋は、骨格筋と心筋からなる横紋筋と、内臓や血管の壁をつくる平滑筋に分けられます。
嚥下に関わる咽頭や食道の筋が、どこから平滑筋に変わるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 心筋は横紋筋です。
横紋をもちますが、自分の意思では動かせない不随意筋です。
2:× 横隔膜は骨格筋(横紋筋)です。
横隔神経に支配される随意筋で、主要な吸気筋です。
3:× 輪状甲状筋は内喉頭筋の一つで、骨格筋です。
上喉頭神経外枝に支配され、声帯を伸展させます。
4:× 下咽頭収縮筋は骨格筋です。
甲状咽頭部と輪状咽頭部からなり、輪状咽頭部は上部食道括約筋として働きます。
5:○ 下部食道括約筋は平滑筋です。
食道は上部約1/3が横紋筋、下部が平滑筋で構成され、胃との境の括約筋も平滑筋です。
【ポイント】
咽頭収縮筋と上部食道括約筋(輪状咽頭筋)は横紋筋です。
下部食道括約筋は平滑筋という対比で覚えておきましょう。
【用語】
平滑筋:内臓や血管の壁をつくり、横紋をもたず、意思では動かせない不随意筋である。
輪状甲状筋:輪状軟骨と甲状軟骨をつなぎ、声帯を引き伸ばして声の高さの調節に働く内喉頭筋である。
下咽頭収縮筋:咽頭の壁をつくり、嚥下の際に食物を下方へ送り込むために収縮する筋である。
下部食道括約筋:食道と胃の境にあり、胃内容物の逆流を防ぐ働きをもつ筋である。