正答3
解説
自記オージオメトリーは、音が聞こえている間はスイッチを押し続け、聞こえなくなったら離す、と言うことを繰り返す。
持続音と断続音を刺激音として被験者に反応を求め、その記録波形から障害部位を推測する。
この記録は、Ⅰ型からⅤ型までの5つの型に分類される。
Ⅰ型は、正常耳または伝音難聴で、持続音と断続音の閾値が全周波数においてほとんど同レベルであり、振幅の幅は5~10dBである。
Ⅱ型は、持続音の振幅に明らかな縮小が見られ、補充現象陽性、障害部位は内耳となる。
Ⅲ型は、持続音の閾値レベルが時間の経過と共に上昇する(一過性閾値上昇)。
Ⅳ型は、持続音の閾値が断続音より概ね一定の間隔で上昇している。
Ⅴ型は、断続音記録よりも持続音記録で閾値が低くなるところが他の型と異なり、機能性難聴(心因性難聴)が疑われる。
自記オージオメトリーの一過性閾値上昇は、後迷路性難聴の特徴である。
後迷路性難聴を示す聴神経腫瘍が該当する。