正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
聴覚検査と、それぞれで用いる刺激音の対応を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
歪語音は、帯域を制限するなどして聞き取りにくくした語音です。
両耳を使った語音の聴取検査で、中枢での聴覚の処理を調べるのに用います。
2:○ 誤った組み合わせです。
自記オージオメトリーでは、連続音と断続音の純音を刺激音として用います。
トーンバーストは、周波数ごとの反応をみる聴性脳幹反応などの誘発反応検査で使う短い音です。
3:× 正しい組み合わせです。
クリック音は立ち上がりの速い短い音で、多くの神経線維を同時に興奮させます。
そのためABRの代表的な刺激音です。
4:× 正しい組み合わせです。
インピーダンスオージオメトリーでは、プローブ音として226Hzなどの純音を外耳道に入れます。
5:× 正しい組み合わせです。
聴性定常反応(ASSR)では、振幅と周波数を同時に変化させた混合変調音を用います。
周波数ごとの閾値を推定できます。
【ポイント】
自記オージオメトリーは、被検者がボタンを押して自分で閾値を記録する検査です。
連続音と断続音の記録の関係から、障害部位を推定します。
【用語】
歪語音:周波数帯域の制限などの加工をして聞き取りにくくした語音で、中枢での聴覚処理の検査に用いられる。
両耳語音明瞭度検査:両耳に語音を聞かせて聞き取りの正確さを調べる検査で、中枢性の聴覚障害の評価に用いられる。
自記オージオメトリー:被検者が自分でボタンを押して聴力の閾値を記録する聴力検査である。
トーンバースト:短い持続時間の純音で、ABRなどに使われる刺激音である。
聴性定常反応:ASSRのことで、変調した音刺激に対する脳波の反応から聴力を推定する検査である。
クリック音:立ち上がりが急で持続のごく短い音で、聴性脳幹反応の代表的な刺激音である。