正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
この問題は指導として適切でないものを選ぶので、○ が答え(ADHDの指導に適さないもの)です。
注意欠如・多動性障害(ADHD)の指導では、行動への働きかけ、対人スキルの指導、保護者への支援が中心になります。
【選択肢別解説】
1:○ ポーテージ・プログラムは、発達に遅れのある乳幼児の家庭での療育プログラムです。
親が指導者になり、発達のチェックリストに沿って課題を進めます。
ADHDの行動面の指導を目的としたものではありません。
2:× 適切な指導です。
応用行動分析(ABA)は、望ましい行動を強化し、不適切な行動を減らす方法です。
ADHDの行動の指導に有効です。
3:× 適切な指導です。
アサーションは、相手を尊重しながら自分の気持ちを適切に伝える方法です。
対人関係でつまずきやすいADHD児のソーシャルスキル指導に用いられます。
4:× 適切な指導です。
ペアレントトレーニングは、保護者が子どもの行動の理解やほめ方などの関わり方を学ぶ方法です。
ADHDに対する代表的な支援の一つです。
5:○ プレスピーチアプローチは、脳性麻痺児などに対して、姿勢の調整や食べる機能の訓練を通して話すための準備を整える方法です。
ADHDの指導には用いません。
【ポイント】
ADHDの支援には、環境調整、行動療法、ペアレントトレーニング、薬物療法などがあります。
【用語】
ポーテージ・プログラム:発達に遅れのある子どもの家庭での療育を、保護者が進めるための早期介入のプログラムである。
応用行動分析:行動を環境との関係から分析し、望ましい行動を増やす方法を考える学問である。
アサーション:自分の意見を、相手を尊重しながら適切に伝える自己表現の方法である。
ペアレントトレーニング:保護者が子どもへの適切な対応を学ぶ、行動理論に基づく支援プログラムである。
プレスピーチアプローチ:話し言葉の獲得前の摂食・発声などの基礎機能を育てる、脳性麻痺児などへの働きかけである。