正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
失語症の訓練の目的と、計画の立て方を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
働く年代の失語症者には、職場の理解を得ることや仕事内容の調整など、職場復帰の支援も訓練の大切な目標です。
2:× 正しい記述です。
訓練の中での会話は、伝え方の工夫を練習する場になります。
そのため実用的なコミュニケーション訓練としての意味を持ちます。
3:× 正しい記述です。
家族構成、職業、地域での役割などの社会的環境の情報は、訓練の目標と計画を立てるために必要です。
4:× 正しい記述です。
年齢、職業、趣味、生活習慣によって、必要な言語活動は異なります。
そのため訓練内容も一人ひとりに合わせて決めます。
5:○ 誤った記述です。
重度例でも、自然回復を待たずに早期から訓練を始めます。
発症早期は回復が大きい時期で、この時期に適切な刺激と訓練を行うことが大切です。
重度例では、残された能力を使った意思伝達手段の確保や、家族への助言も早期から行います。
【ポイント】
失語症の訓練は、言語機能の改善と、実用的なコミュニケーションの改善の両方を目指します。
【用語】
実用コミュニケーション訓練:日常生活での伝達能力を高めるために、実際の場面を想定して行う訓練である。
自然回復:脳損傷後に、特別な治療をしなくても時間とともに機能が改善していくことである。