正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
障害と、それに対して使う装具・義肢の対応を問うています。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
大腿切断では下肢そのものがないため、装具ではなく大腿義足を用います。
長下肢装具は、大腿から足底までを支える装具です。
下肢は残っていて、麻痺などで支えが必要な場合に使います。
2:× 正しい組み合わせです。
正中神経麻痺では、母指の対立ができなくなります(猿手)。
母指を対立位に保つ短対立装具を用います。
3:× 正しい組み合わせです。
腓骨神経麻痺では、足関節の背屈ができず下垂足になります。
足関節を支える短下肢装具を用います。
4:× 正しい組み合わせです。
橈骨神経麻痺では、手関節と指が伸ばせず下垂手になります。
手関節を背屈位に保つ装具(コックアップスプリントなど)を用います。
5:× 正しい組み合わせです。
内側型の変形性膝関節症(O脚)では、外側を高くした楔状の足底装具を用います。
膝の内側にかかる負担を減らすことが目的です。
【ポイント】
末梢神経麻痺の変形は、橈骨神経が下垂手、正中神経が猿手、尺骨神経が鷲手、腓骨神経が下垂足です。
【用語】
長下肢装具:大腿から足部までを支える装具で、膝関節も固定または制御する。
短対立装具:母指を他の指と向かい合わせる位置に保ち、つまみ動作を助ける装具である。
短下肢装具:下腿から足部までを支え、足関節の動きを制御して尖足などを防ぐ装具である。
手関節背屈保持装具:手首を反らせた位置に保ち、握る動作を助けるための装具である。
足底装具:足の裏に入れて荷重を分散させたり足のアーチを支えたりする装具である。