正答5
解説
正解は5です。
廃用症候群は、安静や活動量の低下が長く続くことで全身に生じる機能低下です。
筋骨格系、呼吸・循環器系、精神面などに影響が出ます。
【選択肢別解説】
1:× 呼吸筋の筋力が落ち、胸郭も動きにくくなるため、肺活量は増加ではなく低下します。
2:× 筋萎縮や有酸素能力の低下が起こるため、筋持久力は増加ではなく低下します。
3:× 外からの刺激が減るため、認知機能は向上ではなく低下しやすくなります。
高齢者では、せん妄や抑うつも起こりやすくなります。
4:× 臥床が続くと尿量が増えて、循環血液量は増加ではなく減少します。
これが起立性低血圧の原因になります。
5:○ 心機能が低下して1回拍出量が減るため、それを補うように安静時の心拍数が増加します。
【ポイント】
廃用症候群では、筋力・肺活量・循環血液量・認知機能などが「低下」します。
「増加」するものとして、安静時心拍数を押さえておきましょう。
【用語】
廃用症候群:安静や活動低下が続くことで、筋萎縮や関節拘縮などの全身の機能低下が起こる状態である。
安静時心拍数:安静にしているときの1分間あたりの心拍数で、心肺機能の指標となる。
循環血液量:体内を循環している血液の総量のことで、長期臥床では減少しやすい。
肺活量:最大に息を吸ってから最大限に吐き出せる空気の量である。