正答3
解説
正解は3です。
小児の声帯結節は、子どもの嗄声の原因として最も多い疾患です。
大声で叫ぶなどの声の乱用によって、声帯の前方1/3付近の粘膜が両側とも肥厚して生じます。
【選択肢別解説】
1:× 女児に多いというのは誤りです。
小児では活発な男児に多く、成人では女性に多いという違いがあります。
2:× 手術治療が第一選択というのは誤りです。
まずは声の衛生指導や音声治療などの保存的治療を行います。
3:○ 自然治癒する時期が10〜12歳であるのは正しいです。
思春期に向けた喉頭の成長や声の使い方の変化によって、10〜12歳ごろに自然に軽快することが多いとされます。
4:× 先天性というのは誤りです。
声の乱用や誤った発声習慣による後天性の病変です。
5:× 片側性が多いというのは誤りです。
左右の声帯がぶつかり合う部位にできるため、両側性で左右対称にみられることが多いです。
【ポイント】
小児の声帯結節は「男児に多い・両側性・保存的治療・思春期ごろに自然軽快」と覚えましょう。
【用語】
声帯結節:声の乱用などにより、声帯の前方1/3付近の両側にできる小さな隆起状の病変である。
保存的治療:手術をせず、声の安静や発声指導などで経過をみる治療のことである。
声の乱用:大声や叫び声などで声帯に強い負担をかけ続けることである。